上川霊園へ (八王子)
こちらは・・・・藤間流宗家の・・・墓ではなく扇塚モニュメント?とも言われているらしいのですが、よくわかりませんでした。舞踊の世界のことはわかりませんし、ネットでは調べても出てきません。藤間流で世間一般よく知られている方が藤間紫さんですが、墓所は別の場所にあります。しかしながら、とても大きな敷地ですのでとても気になりました。


次は、金子光春(詩人・旅行家・エッセイスト)1895~1975墓には金子光春さんの名だけでなく、同じく作家であった森三千代さんの名も刻まれていました。戦争反対論者であり、風刺やあてこすりなどが詩に込められていましたが、一見読んでみると、戦争賛成?という風にも受け止められるが、戦時中下比喩や伏字などを使って出版をしていたという本人の証言や研究結果が得られているようである。残念ながら、私は読んだことがない。
次は、「風の墓」山田風太郎(1922~2001)
作品を読んだことはないが、古典伝奇文学に造詣が深く、独自の視点を加え、奇想天外な話を書いた作家。私自身が知るところでは、「魔界転生(まかいてんしょう)」だろうか・・・・映画にもなっているし、アニメやゲームの世界にも名称が使われていたりする。


次は、菊田一夫(1908~1973)
いわずと知れた「君の名は」の作者であるが、あのアニメ映画君の名は・・・ではなく、春樹と真知子の恋愛メロドラマラジオ放送にもなったあの「君の名は」である。私は原作は読んだことはないが、連続テレビ小説「君の名は」で鈴木京香さんが主人公を演じた記憶が蘇った。だが、内容は思い出せない・・・・すみません。
墓地ぼち散歩の先生の資料から、「放浪記(森光子さんが長年勤めた舞台)」も手掛けたということで、調べてみると、初演時の脚本・演出は菊田一夫がつとめたということである。演劇界に大いなる足跡を残した人物。墓石横の碑には『忘却とは忘れ去ることなり。忘れ得ずして忘却を誓う心の悲しさよ』と刻まれていました。これはラジオ放送の冒頭で毎回朗読された一文だそうです。
次は少し墓の周りが雑草で囲まれていますが、
石川淳(1899~1987)このかたの作品も読んだことがなく、申し訳ないきもちですが、交友関係の中には知った名がズラリ・・・川端康成、安部公房、三島由紀夫など、作風は難解で評価も分かれる作家であったらしい。


次は、重松芳子(1927~1993)「やまあいの煙」で1979年、芥川賞受賞、主婦作家として話題に。こちらも存じ上げず、今回はどこを回っても知らなくて申し訳ない気持ちですが・・・ご本人は、その後、がん宣告を受けて大手術の後に夫を亡くすという経験をしており、老人問題やホスピス問題に精力的に執筆をした。ご自身が、がんと闘ってもどってきてすぐ夫を亡くすなんて辛い経験をしていることが記憶に残った。
次はいったい誰のお墓というほど石の置物のごとくそこにあるこのお墓これが、安部公房(1924~1993)のお墓です。その当時のノーベル文学賞委員長は、「急死しなければ、ノーベル文学賞を受けていたでしょう。」と述べたそうです。作品は存じ上げませんが、今回いろいろ調べた中では、「箱男」ってどんな話なのか興味がわきました。また、女優の山口果林さんが愛人関係にあったことを公表しているいうことにも驚きました。


次は、臼井吉見(1905~1987)この方の作品も存じ上げませんが、筑摩書房編集者として「現代日本文学全集」などを企画したそうです。他には、『事故のてんまつ』で、川端康成の自殺の真相?を刊行し、遺族と裁判沙汰に・・・書籍は絶版になったそうです。墓石には、「滾々汨々(こんこんいついつ)」と刻まれており、意味は、アワの消えるかたっぱしから新しいアワができ、できるかたっぱしから古いのが消え、終わりがない。どうやら、座右の銘だったらしいですが・・・作家さんらしいですね。
この碑は「日本共産党中央委員会活動家の墓」と書いてあります。日本共産党は、「赤旗」で侵略戦争反対を訴え続け、戦時中は弾圧が激しくなりました。治安維持法により逮捕されて、命を落とす党員が増えました。そんな不屈の精神の活動家のための墓碑なのでしょうか。歴史上思い出されるのは、小林多喜二。小説『蟹工船』の作者で、特高警察に逮捕され虐殺された作家ですが、彼もその不屈の精神の活動家だったのでしょうね。政治の世界にも歴史を感じます。

おまけ・・・
たくさんの作家さんのお墓をめぐり、今回も読んでみようかなという作品を知ったり、やはりどんな国にも人にも歴史あり!ということを知ったりした1日でした。締めのランチは駅まで戻り、イタリアンを。(カンティーナ CANTINA)私はトリュフときのこのクリームパスタ平麺をいただきましたが、絡んだソースがおいしすぎて・・・でも最後まで食べてちょっと口の中がしょっぱくなりましたが、ものすごくボリュームたっぷりでおいしかったです。毎度毎度先生はチョイスするお店がおいしいとなぜわかるのか・・・不思議です。








